新年初『シャーロット俳句勉強会』〜2018年1月の作品抄

皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年もまた常に新しいものを探しての勉強会の始まりです。この一年、名句、珍句おりまぜての勉強になります。

陳腐よりも珍句でよろしい、常に今までに思いもつかなかった句、言葉探しの旅の始まりです。一年間の長丁場よろしくお願い申し上げます。 

勉強会一同

初茜幸多かれと手を合 す           美幸

燃えながら海に溶けゆく冬日かな     美幸

年流るSNSの旅便り          美幸

お菓子めく家並み抱き山眠る       千恵

静か夜に鐘鳴りつづく聖夜かな      千恵

時流るドナウの水も人の世も        千恵

レシピに母より秘伝の味雑煮        淳子

屠蘇祝ふ里は卒寿の父祝ふ        淳子

しみそばかす長寿な祖母の初鏡      淳子

スーパームーンあまねし枯野煌々と    敬子

今年こそ勝負の年と初神籤        敬子

掛け声としぶきが空へ出初式       敬子

ピカソ絵の女性奇抜な初暦        きなこ

おでん鍋その子その後の話など       きなこ

若人はポンポン揺らす毛糸帽       きなこ

小夜嵐目蓋も重くなる寝酒        イサ子

湯豆腐の湯気も薄れり人情も                  イサ子

道隔て手振りの合図雪くるか        イサ子

大皿の棚に戻さる四日かな            かずみ

初荷終へ右肩上がりの表と酔ふ        かずみ

つきたてはゆるゆる伸びるきなこ餅     かずみ

初釜やホームの仲間こぞり来て       桜子

初夢や幸せすぎた夢なるに           恵利奈

白菜を両手に抱へ父の笑み         恵利奈

薄氷を逃れて鳥の水しぶき         恵利奈

本籍は名のみとなれり木守柿        一広

小春日の牛の反芻鳩時計            一広

聞き役は聞き流し役日向ぼこ               一広

☆俳句は難しそう….自分にはきっと無理だろう〜…..決してそんなことはありません。                 

まずは興味をもつことから始まります。『俳句に興味がある方、俳句を詠んでみたいなと思う方』

はお気軽にご相談ください。

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